ポストコロナ時代に対応 キャリア研修を“完全非対面”で実現
中高年社員が自ら考え気づく「セルフラーニング方式」を採用した
e-ラーニングプログラム「キャリア羅針盤®」を開発、販売を開始

株式会社星和ビジネスリンクでは、一般社団法人定年後研究所の調査・研究活動の成果に基づき、中高年社員がこれからの人生を明確に描くために必要な知識やマインドを醸成し、自らのキャリアプランやライフプランを構築するためのe-ラーニングプログラム「キャリア羅針盤®」を定年後研究所と共同で開発しました。2021年2月23日より企業(人事部・総務部)を対象に販売を開始します。

【キャリア羅針盤®の特徴】

    • ポストコロナ時代に対応する非対面での「中高年社員キャリア研修」が実現

従来、集合形式でなければ実施困難とされてきた「キャリア研修」を、非対面で、パソコン、タブレット、スマートフォンなどのデバイスで可能に。受講中のプログラムはいつでも一時保存、再開が可能なため、時間や場所にとらわれず、受講者の理解度やライフスタイルに応じて取り組むことができます。

    • 受講者が自ら考え気づく「セルフラーニング方式」を採用

多くのコンテンツにおいてQ&A方式で課題解決する「セルフラーニング方式」を採用。従来型の「短時間で記憶」「合格」することを目的とした記憶型のe-ラーニングとは一線を画し、受講者が理解を深めるまで、個人で「思考」し「気づき」を得ることを目的としています。開発段階での実験では、実際に本プログラムを受講した8割の方が「有益な気づきがあった」と評価しました。(別紙1参照)

    • 各講座は各界の第一人者が執筆 定年後研究所が総合監修

プログラムは「人生のプランニング」「仕事との両立」の2つのカテゴリーからなり、合計8つの講座を学ぶことが出来ます(2021年2月現在。別紙2参照)。それぞれの講座は各界の第一人者が執筆し、定年後研究所が総合監修しています。

【開発の背景】
50代以上の中高年社員の96.1%が「70歳まで今の会社で働くこと」に何らかの不安を感じています(*1)。その主な要因は、「体力」「パフォーマンス」「意欲」の低下ですが、中高年社員に対して、これらの不安解消のための支援を行っている企業はまだ少ないのではないでしょうか。

星和ビジネスリンクが実施したアンケートでは、92.2%の人事担当者が50代社員を対象に「キャリア自律やセカンドキャリア形成支援が必要」と回答しています(*2)。
また50代社員のモチベーションダウンが日本経済にもたらす損失は1.5兆円にのぼる(*3)という試算もあります。
こうした背景から、人生100年時代において中高年社員の活性化・戦力化は日本経済の成長維持に不可欠であると考え、中高年社員に向けた「キャリア羅針盤®」を開発しました。

また、これまで日本企業は、中高年社員の雇用を必ずしも“ダイバーシティ(多様な働き方)”の視点で捉えていなかった面も否めません。年齢や性別、家族や環境、キャリアに応じ多様化する社会を見据え、企業が今後ボリュームゾーンとなるこの年齢層に対して自らのキャリアプランやライフプランを「思考」し「気づき」を得る機会を創出することは、組織全体の活性化につながります。

今春から施行される改正高年齢者雇用安定法をきっかけに、本プログラムは企業の成長、発展にむけた積極的な人事政策に寄与できると考えています。「キャリア羅針盤®」は、中高年社員がこれまでの経験を活かし、新しいチャレンジに向けた一歩を踏み出すための学びの場であり、企業発展の鍵になる新しいeラーニングプログラムです。

*1:定年後研究所 「70歳定年」に関する調査より(2019年6月)
*2:定年後研究所・星和ビジネスリンク共同開催(日本の人事部HRカンファレンス2020秋)の講演参加者を対象としたアンケート
*3:ニッセイ基礎研究所・:定年後研究所による試算より(2018年7月)

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